ドブの底

汚い

    ひどく心が不安定で、けれどなぜか小さな事、例えばグラスに浮き上がる水滴だとか吐き出す煙の奇妙な形だとかに、いちいちピントが合ってしまう夜があります。気候のせいかもしれません。

    

    そんな夜に。Instagramで自分の過去の投稿を遡って見ていたら、いろんな発見がありました。バンドをやっていた頃の写真や、実家の猫が今より元気だった頃の写真、どこかへ旅行をした時の写真。その瞬間の感情を封入していた何かを不意に開けてしまい、妙に恥ずかしいけれど、その何かを奥の奥までまさぐってしまったような感じです。

    

    そうして過去を見つめ、現在と比べてみると、自分の中で多くの部分が変わったということに気付きます。地元を離れて東京に住み始めた。ピアスを2つあけた。嫌いだったはずの煙草を吸うようになった。心をすり減らして生きていく中で、自分がどうしようもなく変わっていくという事実を、私はちゃんと受け止めたいと思いました。感じやすくて苦しんでしまうことも、しっかり咀嚼できたのならば、確かにエネルギーとなって体を巡るような気がします。普通というありもしない虚像を追いかけて力を使っている状態こそが、実は一番健康なのではないでしょうか。

 

    自分でも何を言いたいのか、よく分からなくなってきました。とりあえず、こんなところにします。